ビール製造者・販売者向けオフフレーバーセミナー

2025.02.02 第一回目開催終了。

2025/2/2にビールのオフフレーバーセミナーを株式会社CRAFT BEER BASEと共同開催しました。
詳細はこちらより。CRAFT BEER BASE

以下、JOUFUKUよりご挨拶です。

本セミナーはビールの製造者に限らず、提供・販売者の方にも受講をお勧めしたいと思っています。以下にその理由を記します。

オフフレーバーとは、ある飲食物にとって不適切なフレーバーのことを指します。
ビールにおいてオフフレーバーは代表的なものだけでも10種類以上あり、さらに細分化が成されます。
ここで注意すべきは、各種オフフレーバーは全てのビアスタイルに共通するものではないということです。
着目するフレーバーが、あるビアスタイルではオフフレーバーとなる一方で、別のビアスタイルでは“好ましい”とされる場合があります。
例えば「フェノーリック」は、ピルスナーではオフフレーバーですが、ヴァイツェンではあの素晴らしいバナナ香を形成する大事な要素です。

なぜビアスタイルによってこのような差が生まれるのでしょうか?
それを探る鍵はフレーバーの“発生源”にあります。
本セミナーの各部前半では、各種オフフレーバーの特質と発生源についての座学を行います。

フレーバーの発生源について考えだすと必ずと言っていいほど、ビアスタイルの発展の歴史に思いを馳せることにつながります。
この点で本セミナーは、ビールの奥深さを直に飲み手に伝えることのできる提供・販売者の方にこそ受講していただきたいと思っています。

各部後半は、フレーバー試薬を用いたテイスティング実践を行います。ここでは製造者も販売者も分け隔てなく、ただ自身の味覚・嗅覚と向き合う研ぎ澄まされた時間になるでしょう。私もとても楽しみにしています。

以上、皆さまからのご参加をお待ちしております。

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