Fougère 桜(販売終了しました)

フゼア・サクラ
Sakura Ale Inspired by Perfume


桜の葉を使用して香水のフゼア調を表現したビール。
桜葉やトンカ豆の甘いクマリン香が支える、ラベンダーとベルガモットのキレのあるトップノート。


ABV : 6%


香り素材:
1, 桜葉
2, トンカ豆
3, セイロンシナモン
4, ラベンダー
5, ベルガモット
6, アンジェリカルート
7, Sabroホップ
8, 浅煎り麦芽
9, アメリカンエール酵母
など


24/02/18リリース

少しずつですが暖かくなってきました。
春の到来に向けて是非ご用意していただきたいビールのリリースです。


桜の葉を使用して香水のフゼア調を表現したビールです。
フゼア調は主に男性用の香水に適用される香調です。キリっとしたシャープなトップノートに続くパウダリーな甘さが印象的な香りです。

このフゼア調を組み立てる上でキーとなるのが‘クマリン’という香り成分。
クマリンの香りはまさに桜餅。サクラの葉を塩漬けなどで脱水する過程で生じる成分です。他にこのクマリンを含む代表的な素材に‘トンカ豆’というスパイスがあります。トンカ豆は別名クマルビーンといい、クマリンの由来となっています。

クマリンの他、フゼア調を構成する重要な香りはラベンダーやベルガモットのようなキレのあるハーバルフローラルさ、そして土の香りです。
土の香りを表現するのに本作では浅煎りのロースト麦芽と、アンジェリカルート(セイヨウトウキ:セリ科の植物の根)を使用しました。
ホップにはアメリカ品種のSabroを使用してパウダリーな甘さを強調し、なおかつ春らしいフルーティさで全体をまとめ上げました。
酵母にはアメリカンエール系のものを使用して、フゼアらしいシャープな仕上がりを生む発酵を促しました。

桜の香りをメインに添えるのではなく全体の一部として組み立てた、とても醸馥らしい発想のビールだと思います。

『Fougère 桜』は2024/2/18(日)よりCRAFT BEER BASE 本店 MOTHER TREEにてボトルで販売開始。
樽生、他店舗でのご提供、外部販売については追ってご案内いたします。


〇クマリン香の裏に隠された春のニュアンス

 本作『Fougère 桜』で使用した桜の葉はオオシマザクラの葉です。やはりクマリン香がしっかり感じられますが、フゼア調を構築する上で重要な “パウダリーな甘さ”の点ではトンカ豆には劣ります。よって本作ではトンカ豆も併用しています。

 しかしながら、オオシマザクラの葉からはトンカ豆にはないフローラル/グリーンノートも感じられ、これはまさに“春”のニュアンスです。この春のニュアンスを強調すべく、本作では同じくクマリン系の香りを持つ花のハーブ(リンデンフラワー、メドウスイートなど)もブレンドしました。

 たくさんのハーブを使用したビールですが、トータルで春や桜を楽しむお供にして欲しいビールです。

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